こんにちは、アドレスホッパーのTomokiです。
相変わらず自粛の日々ですが、お家でいかがお過ごしでしょうか?
ぼくはというと、Withコロナ・Afterコロナ時代の仕事やコミュニティの変化について、悶々と考えては振り出しに戻るという余白だらけの日々を送っております。
ということで今回もコラム的な感じで、ツラツラと思うことを綴っていこうと思います。
この記事で伝える結論
オンラインの場は選択の自由度が高い分、ついつい居心地のいい場に居がちになり、想定以上の偶発的出会いや創造(セレンディピティ)が生まれにくい。敢えて「無駄」も積極的に選んでいこう!
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オンラインにおける選択の自由度
今回のコロナを機に、これまで会議室や喫茶店や居酒屋など、対面で行っていたコミュニケーションの場が、まるっとオンラインに以降したわけですね。
オフラインに比べて、オンラインはイベント参加などのハードルが低く、また退出のハードルも格段に低いです。
何しろ電車に乗ってその会場に出向く必要がないわけですからね。まして折角きたんだから最後までいないと勿体ない、なんて感情も生まれにくい。
参加してみて「面白くないな‥」「なんか居心地悪いな‥」と感じたら、すぐにそっと退出してしまえばいいわけです。
オフラインの飲み会のように、参加するにも退出するにもある程度の強制力がある状態とはほど遠く、場の選択の自由度が非常に高いわけです。
そして何より、オンラインの場の特徴として主催側も参加者側も、目的がある程度ハッキリ定まっています。
ファシリテーターがいて、誰かが話している時には全体の会話が止まり、耳を傾ける。大人数の飲み会のように、それぞれの席で自由に話しているという現象は起きないわけです。
手軽だからこそ、参加する人は明確な目的意識があり、ダラダラと会話する場とはほど遠くなります。
オフィスや、コワーキング、ホステルのラウンジなど、目的のない雑談から生まれるアイデアなどは、オンラインでは起こりにくくなりそうですね。
無駄を選択する必要性
では、そんな「無駄から生まれるクリエイティビティ」をどうやって担保していくのか?
結論、無駄な場に積極的に身を置くことだと思っています。
少し語弊のある言い方でしたね‥笑
普段だったら絶対に参加しないようなオンラインイベントに計画的に参加してみる、ということであり、
もっと抽象度の高い言い方をすると「計画的に無計画な時間を創る」ということです。
オフラインの場では、波長が合わない人や、興味のない会合の場など、「無駄」だと感じる場に居合わせる機会ってまぁありますよね。
しかし意外に話してみると面白かったぞ!とか発見があったぞ!なんてこともありませんか?
上述したようにオンラインでは、場の選択が手軽になったわけで、それはつまり、知らず知らずのうちに自分の居心地のいい場を選ぶようになるということです。
結果、自分が選択しうる範囲内の人間関係に収まり、想定以上の偶発的な出会いや創造(セレンディピティ)、成長機会を損失してしまう。知らない価値観や、時には考えを強く否定してくれることで成長へと導いてくれる人に遭遇する機会が減る、ともとれますね。
自分のことを否定してくれる人の存在が必ずしも必要か?ということは別にして、過去を振り返ってみて、自分を成長へと導くキッカケをくれた人はどんな人だったか?どういう場だったか?を改めて考える必要はあるのかなと思っています。
望まない場に居合わせる機会が減るからこそ、敢えて知らない業界のイベントに参加してみたり、初対面だらけのオンライン呑みに参加してみたり、オンラインコワーキングで作業してみたり。若干のストレスを負ってでも、自分の想像を超えた場に赴く勇気もこれからは必要になってくるはずです。
それと、SNSをはじめオンラインという場は自分の想像以上に精神的にもストレスが蓄積しやすい場だと思っています。
上述の内容と矛盾しますが、目的を持たずしてだらだらSNSを眺めていたりすると結構疲弊してきたりするので、スマホを持たずに散歩するなど計画的にデジタルデトックスする時間をとり、心に余白をつくることが大事です。
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まとめ
- オンラインでは場の選択の自由度が高いため自分の居心地のいい場しか選ばなくなる
- オンラインだからこそ無駄な場を計画的に選択することで偶発的な幸福(セレンディピティ)に出会える
- オンラインはストレス溜まりやすいので、デジタルデトックスしながら心に余白をつくろう
以上です。
今回もお読みいただきありがとうございました。