こんにちは。
アドレスホッパーのTomoki です。
今回は、【実体験より】政治・宗教だけではない、海外の人と話す際に絶対に避けるべき6つのタブー ということで、ぼくが実際にゲストハウス生活でやらかした実体験に基づいて、より具体的な事例も含めてお届けします。
留学経験や、海外生活の経験がある方なら、「え、そんなの常識じゃん!」と思う内容かもしれませんので、その点は悪しからず。
関連記事:暗黙の了解?誰も教えてくれないけど大事なゲストハウスにおける旅人とのコミュニケーション
目を見ないで話す タブー度 ★☆☆
まあこれは、日本人でも当たり前といえば当たり前ですね。
ですが、海外の人は日本人以上に初対面でのコミュニケーションをとても大切にしています。伝え方が難しいですが、「話すならちゃんと話そ?」という感じ。
まず言語が違う中でのコミュニケーションですから、相手も一生懸命伝えようとしてくれているし、こちらの話も目を見て真摯に聞こうとします。
話しの途中にスマホをいじったりするなどもってのほか!
緊張するから、、人見知りだから、、という甘え通用せず、どんなに英語が拙くても、目を見て笑顔で一生懸命コミュニケーションをとろうとする人には海外の人はとても優しいです。
逆に、どんなに英語が流暢でも目を見れない人には、とてもドライで、すぐ立ち去ってしまいます。
Oh my God! タブー度 ★☆☆
「Oh my God」
この言葉、聞いたことありますよね?意外に知らない人も多いかと思うのですが、これはあまり使わない方がいいです。
意味は、「なんてこった!」みたいな表現になるのですが、問題は、これを直訳すると「ああ、神様」になるということです。これは、信仰心の強い人にとっては不快に感じることもある、ということです。日常会話で使う分には、そこまで気にする人は少ないとも言えますが、まあ使わない方が無難です。
これを避けるために、婉曲表現として使われるのが、
- 「Oh my gosh」
- 「Oh my goodness」
この2つなら全く問題ありません。
左で握手 タブー度 ★★☆
先日、ドイツの女性とはじめて話した時にやってしまいました、、
話の終わりに「Nice to meet you!」と言っていつものように握手をしようとしたところ、相手が右手にコーヒーカップを持っていたので、善意のつもりで左手をさしだしました🤝
すると、、先ほどまで笑顔だった女性の顔が急に強張り、3秒ぐらい静止してから、軽く蔑むような眼差しで左手を差し出してきました。。わぁ、やらかしたこれ・・・と思って恐る恐る聞いてみたところ、案の定。。
ドイツでは一般的に(ビジネスシーンでは特に)、握手を求めるという行為は、相手への敬意を表現することであり、求める以上は右手で硬く握るのが礼儀なんだとか。
なので、左手でゆるく握手を求める行為は、相手からしたら冒涜されたとも捉えてしまうのだとか・・
(ほんとにごめんなさい・・悪気はなかったんです・・)
心で唱えても時すでに遅し。悪気はなくても、「知らない」という事実だけで、相手を傷つけてしまうこともあるということですね。。
ゲストハウスの外国人のスタッフにも、聞いてみたところ「国が違っても、基本は右手を出すことが無難だよ」とのこと。皆さん、お気をつけください。。
将来ついての話題 タブー度 ★★☆
意外?と思った方もいるかと思うのですが、これはきちんとお伝えしたいところです。
というのも、日本人の感覚では、「どんなことがやりたいんですか?」という質問は、初対面でもある程度仲良くなれば、そこまで踏み込んだ印象はないかと思います。(もちろん人にもよりますが)
ですが、ぼくの結論、インタビューでもない限り、初対面ではこの質問はしない方がいい と思っています。日本人の感覚よりも、何倍もパーソナルな話題と捉えている印象があります。もちろん、初対面でも相手が夢や、仕事について楽しそうに語っていたら、大丈夫かと思います。
ただ、ゲストハウスに集まる世界からの旅人の価値観は千差万別。
仕事をしているとも限らないし、将来の夢とか、そういった価値観で生きていない可能性も十分にあります。ただただ今この瞬間を楽しんでいて、そしてこの会話を楽しんでいるのに、そこで「将来は何がしたいの?」という質問は、なかなかに踏み込んだ質問かと思います。
ぼくが思うに、
- よっぽど気を許した友達
- よっぽど仕事や夢の話が好き
この2つのどちらかを満たしていない限り、相手に不快感を与えてしまう可能性があります。(ぼくも何度かやらかしました・・)
Fワード タブー度 ★★★
この記事で触れるべきかどうかも少し迷うぐらい、デリケートな内容なのですが、意を決して書く事にします。
まず、「Fワード」という言葉ですが、伏字にすると「Fu*k」「Fu*king」というやつです。詳細については、ググってもらえると。
海外ドラマや映画を見ていると、あまりにもカジュアルに使われている言葉なので、この言葉がどれだけ汚い言葉かを知らずに、単にカッコイイという理由でマネして使っている日本人が多いです。そして、使っている人たちはみんなこう言います。
そんな大袈裟なことでもなくない?
これ、本当に知らない人全員に叫びたい。
たとえ冗談だとしても、絶対に使うべきではない。
というのも、この1年間のゲストハウス生活で、この言葉の威力を知らずに悪気なく使っている日本人が結構いました。そして毎回漏れなく事故ってたわけです。
わかりやすい例として「That’s fu*king crazy~(それクッソやべえじゃん〜)」みたいな表現をネイティブの人たちはよく使います。かっこいいからマネしたくなりますが、絶対にオススメしないです。
というのも、想像してみてほしいのですが「それクッソやべえじゃん〜」と、日本語がまだ拙い外国人が使っていたらどう感じるでしょうか。冗談だとしても、不自然極まりないですよね…?えっと・・あんまり他では使わない方がいいよ・・と言いたくなりませんか。これと、全く同じ現象が起きているわけです。
何がダメなのかというと要するに、汚い言葉の意味を、言語レベルで本当に理解せずに、とりあえずカッコいいから使っているというのが相手に伝わるということです。
頑張ってて可愛いじゃん! と捉える人もいるかもしれませんが、残念ながらFワードに対して海外の旅人たちはそうは捉えてくれません。。
それまで和気藹々と話していても、その言葉を口にした瞬間、若干蔑んだ目に変わりますし、「ああ、この人はロー階級の人なんだな」と思われます。
「使わない方がいいよ」などと言ってくれることは基本なく、距離を置かれて終わりです。
その瞬間は、相手も気をつかってスルーしてくれると思いますが、少なからず心の中ではドン引きしています。もちろん、ネイティブなみに英語が堪能な人や、親友レベルで仲良くなったらカジュアルに使って問題ないと思います。
ですが、初対面の場や、まだ浅い関係の人に対しては、本当に使わないことをオススメします。
大袈裟な言い方ですが、日本人全体のイメージを悪く捉えられるので。
Fワード意外にも禁句ワードがいくつかあります。例えば、よく日本人がノリでつかう「sh*t」も、基本的には同じです。
それと、この記事では詳細は触れませんが、HipHopの歌詞でよく使われる、Nからはじまる6文字の言葉。
これはFワードよりも危険な言葉なので、この機会に事実としてぜひ知っておいてほしいです。(詳細は「Nワード」でググってもらえると)
補足まで。
外見を褒める タブー度 ★★★
実際にぼくがやってしまった体験談を書きますね。
背が高くて、モデルのようなイギリス人の青年と出会って、仲良く話していた時のことでした。
場を和ませようと「背高いし、顔小さくてカッコいいよね〜!」と褒めたつもりが、彼にとっては「顔が小さい」というのは称賛ではなく、冒涜にだったのです。
理由についてはここでは触れませんが、ここでお伝えしたいのが、大前提として「全く違う価値観で生きている」ということを強く意識する必要がある、ということです。
「価値観の多様性」という言葉をよく耳にしますが、ぼくが痛烈に感じたのは、日本人同士において普段から意識している「価値観の違い」よりも、何倍に違いの幅が広い ということです。今回の例にあげたように、こちらの価値観では「顔が小さい」ことは羨ましいことだと思っていても、相手はその真逆だと思っていることもある。
逆にこちらがコンプレックスに感じていることを、相手は羨ましいと思う可能性もあるわけです。
敢えて例をあげますが、「背が小さくて羨ましいね〜」「いいな〜太ってて」と、褒め言葉で言われたらどう感じるか?ということです。相手は単に羨ましくて褒めているだけだったとしても、価値観が違えばそれだけで傷つくわけです。
年齢くことも同じですが、髪型、体型など、善意のつもりだとしても、外見について具体的に触れるべきではないです。
大丈夫なラインとしては「今日の服おしゃれだね」「そのカバンいいね!」ぐらい。身につけているものなどを、抽象的に褒めるぐらいです。
まとめ
はい、以上でした。
今回は少しデリケートな内容だったので、まとめるのが難しいですが、
- よっぽど仲良くなるまでは、パーソナルな話題には踏み込まない
- Fワードはダメ、ゼッタイ。
- 価値観の違い(いいと思うこと)を、普段の何倍も意識しないといけない
今回もお読みいただき、ありがとうございました!
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